大学時代の友人の片桐と、週末を利用した久しぶりの差しの飲みになりました。
酒も回って酔い始めると、先日経験したLINE掲示板の話をしたくなりました。
自分「実はさ、セフレ探しをしようと思って――」
事の顛末を友人に語りました。
すると、目を丸くしていました。
きっと、自分がセフレなんて、驚いたに違いないと思いました。
ところが、そうではなかったのです。
片桐「あのさ、それ素人がおかしがちな、典型的な失敗例じゃないか」
キッパリと言いのけたのです。
自分「典型的?失敗例?」
片桐「無料の方が出会いやすいと思っちゃうパターン」
自分「違うのか?」
片桐「違う!完膚なきまでに違う!」
なにやら自慢げに否定をしてきたのでした。
話の流れで、彼にセフレがいることが分り、驚愕しました。
彼も自分も、ほぼ同等。
顔だって普通。
性格だって普通。
女の子にモテるかって?
もちろん、お互いモテませんでした。
自分「モテなかったのに、なんでセフレ作れたの?」
片桐「それは努力と忍耐、そしてテクニックだよ」
にんまりと笑うその表情に、確かな自信を感じてしまったのでした。
彼が言うには、完全無料のサービスというのは、出会い探しには絶対にお勧めできないとのこと。
悪質な騙しが多くあると言われました。
悪質なサイトの勧誘。
ネットワークビジネスの勧誘。
ネカマの冷やかし。
さらに援デリという風俗業者もいるのだそうです。
片桐「さらに、ギフト券詐欺も流行中だから、要注意なんだよね。それにさ18歳未満と知りあっちゃう危険性まであるからね」
危険だらけの世界なんだと、彼は真顔で言い出しました。
片桐「本気でセフレが欲しいなら、人気の老舗出会い系サイト以外は考えられないんだ」
自分「出会い系サイトなのか…本当に大丈夫なのか?詐欺とかは?」
片桐「老舗の出会い系なら、まず詐欺はありえない。女は確実にいる。攻略方法を間違えなければ、オフパコに持っていけるぞ」
確かな自信を、彼の発言に見いだせました。